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第1話

受託前〜契約・引き継ぎ

15分42秒

この話の舞台

佐藤理事長からの電話→重説→総会→契約→前管理会社からの引き継ぎ

ひだまり船橋マンション(分譲マンション)|船橋市、駅徒歩12分|築45年(旧耐震)・RC造6階建て・24戸

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到達目標と条件

目標1管理会社が組合と契約するまでに「誰に・何を・いつ・どの書類で」やるかを、6ステップの順番どおりに言える。
順番やること書類・条文
1 現地・書類建物を歩く/規約・議事録・収支・長計を預かる
2 見積・契約案標準管理委託契約書の書式、別表1〜4で業務を選ぶ標準委託契約書
3 重要事項説明契約前に全員へ書面+説明会、主任者が説明適正化法72条
4 総会決議普通決議(出席者の議決権の過半数区分所有法
5 契約書交付管理者へ遅滞なく、主任者が記名適正化法73条
6 引き継ぎ帳簿・通帳写し・鍵を受領書で。保管口座印は組合

ひっかけ: 組合の承諾があっても新規の説明会は省略できない

くわしく(10項目)
  • ステップ1 現地と書類を見る:建物を歩いて外壁・給水・EV・掲示板を確認し、理事長から管理規約・直近の総会議事録収支報告書長期修繕計画・現契約書を預かる。値付けの材料にする。
  • ステップ2 見積と管理委託契約の案を出す:国交省の標準管理委託契約書の書式で、事務管理・管理員・清掃・建物設備管理業務のどれを受けるかを別表1〜4で決め、金額は月額で提示する。
  • ステップ3 重要事項説明:契約締結前に区分所有者等全員に重要事項説明書を配り、説明会を開き、管理業務主任者が主任者証を提示して説明する(適正化法72条)。
  • ステップ4 総会で決議:管理会社の変更(新しい委託契約の締結)は総会の普通決議で決める(2026年4月から出席者の議決権の各過半数)。議案書に契約書案を添える。
  • ステップ5 契約書の交付:決議後に契約を結び、契約書面を管理者(理事長)に遅滞なく交付する。この書面にも主任者が記名する(適正化法73条)。
  • ステップ6 引き継ぎ:前の管理会社から帳簿・図面・通帳の写しと残高証明・鍵・業者との契約書・未収金一覧を受け取り、受領書を交わす。保管口座の印鑑は組合が管理する。引き継ぎは契約開始日の前日までに終える。
  • 議事録は総会後に作成し、管理者(理事長)が保管、利害関係人の閲覧請求には正当な理由がなければ応じる(区分所有法42条・33条準用)。
  • 主任者は事務所ごとに、委託を受けた管理組合30につき1人以上(端数切上げ)置く(56条・施行規則61条)。居住用の独立部分が5以下の組合のみを扱う事務所は設置不要(規則62条は6未満)。主任者が不足したら2週間以内に補充する。
  • 更新のときは手順が変わる:同一条件(期間延長のみ)なら説明会は不要だが、区分所有者等全員への書面交付と、管理者等がいればその人への主任者による説明は必要。値上げ・業務追加を伴う更新は新規と同じ手続。
  • ひっかけ:組合の承諾があっても新規の説明会は省略できない/主任者以外(宅建士・従業員・代表者)は説明できない/更新時に説明会が不要でも書面交付は省略できない。
目標2「重要事項説明」が何のためにあり、新規と更新でどう違うかを、理由から言える。
項目答え根拠
誰が管理業務主任者のみ(宅建士・従業員不可)適正化法72条
誰に(新規)区分所有者等全員及び管理者等適正化法72条
いつ契約締結前(あらかじめ)適正化法72条
書面期限説明会の1週間前までに交付適正化法72条
主任者証請求がなくても提示72条4項
更新(同一条件)説明会不要、書面交付は必要72条2項
同一条件の判定期間延長のみ。値上げ等は新規扱い

ひっかけ: 宅建士でも主任者でなければ重要事項説明はできない

くわしく(13項目)
  • なぜ:組合の代表(理事長)は素人で毎年替わり、管理会社は専門家。情報の差が大きい相手に契約を迫るのを防ぐため、契約前に全員へ資格者が説明する。
  • 誰が:管理業務主任者のみ。宅地建物取引士や一般の従業者、代表者では代われない。
  • 誰に:区分所有者等全員及び管理者等(新規の場合)。理事長だけへの説明では足りない。
  • いつ:契約締結前(あらかじめ)。契約後に説明しても違反。
  • どうやって:説明会を開催し、その説明会の日の1週間前までに重要事項を記載した書面(説明会の日時・場所も記載)を全員に交付する。説明会は委託を受けようとする管理組合ごとに開催する。
  • 主任者証:重要事項の説明のときは相手方からの請求がなくても提示する(72条4項)。これとは別に63条は、業務全般について請求があれば提示するという一般ルール。
  • 記名:重要事項説明書には主任者の記名が必要。
  • 電磁的方法:書面交付に代えて電磁的方法で提供する場合は、相手方(管理者等または区分所有者等)の承諾を得る必要がある。
  • 新築マンションの例外:区分所有者が変動する見込み期間(引渡しの日のうち最も早い日から1年以内に満了する契約)は、説明義務の対象から除外される。
  • 同一条件更新:説明会は不要。区分所有者等全員への書面交付は必要。管理者等がいれば、その人には主任者が書面を示して説明する。
  • 「同一条件」の判定:契約期間の延長のみは同一条件扱い。委託費の値上げ・業務内容の追加は同一条件にあたらず、新規と同じ説明会が必要。
  • 更新で管理者等がいない場合:区分所有者等全員への書面交付のみで足りる。
  • ひっかけ:「組合の承諾があれば説明会を省略できる」「主任者でなくても宅建士なら説明できる」「更新時は書面交付も不要」はすべて誤り。
目標3組合のお金の預かり方(収納口座・保管口座・印鑑)を、「なぜそう決まったか」から言える。
項目答え根拠
保管口座名義管理組合等(管理業者名義は不可)施行規則87条
印鑑管理管理業者は印鑑等を持てない施行規則87条
収納口座名義イ方式は自由(管理業者名義も可)
移し替え期限残額を翌月末日までに保管口座へ施行規則87条2項
保証契約イ・ロ方式で印鑑を持つ場合1か月分以上施行規則87条3項
月次書面翌月末日までに管理者等へ交付施行規則87条5項

ひっかけ: 保管口座を管理業者名義にはできない

くわしく(10項目)
  • なぜ:組合の金は組合のもの。管理会社が倒産・横領しても組合の金が守られるように分別管理が義務づけられている(適正化法76条・施行規則87条)。
  • 3方式:イ・ロ・ハの3方式があり、収納口座・保管口座(またはそれを一体化した収納・保管口座)の使い分けで組合のお金を守る。
  • 共通ルール:保管口座は管理組合等を名義人とし、管理業者はその印鑑・預貯金の引出用のカード等を管理してはならない
  • 収納口座の名義:イ方式の収納口座は名義が自由(管理業者名義でもよい)。保管口座は方式を問わず必ず組合名義。
  • 移し替えの期限:イ・ロ方式で収納口座に集めた残額(当月の管理事務費用控除後)は、翌月末日までに保管口座へ移し換える。
  • 保証契約:イ・ロ方式で管理業者が収納口座の印鑑等を管理する場合は、区分所有者等から徴収される1か月分以上の修繕積立金等相当額について有効な保証契約を締結していなければならない。ハ方式(収納・保管口座を一体化する方式)はこの保証契約が要件になる場合とならない場合があり、一律に「常に必要」とはいえない。
  • 2026年4月1日施行の例外(改正施行規則87条4項2号):管理業者が管理組合の管理者を兼ねる場合、一定の要件(5要件)を満たせば保管口座の印鑑等を保管できる例外がある。
  • 月次書面:毎月の会計の収入及び支出の状況に関する書面を作成し、翌月末日までに管理者等へ交付する。管理者等がいない場合は事務所に備え置き、区分所有者等の求めに応じて閲覧させる。
  • 年1回の書面:事業年度の収支・貸借に関する書面の交付・報告は年1回。
  • ひっかけ:「保管口座は管理業者名義でもよい」は誤り。「収納口座は必ず組合名義」も誤り(イ方式は名義自由)。

覚える数字と条文

数字・条文内容
72条1項重要事項の説明会は、その日の1週間前までに区分所有者等全員へ書面を交付する。
73条契約の成立時の書面は、契約成立後遅滞なく交付する(記載事項に管理事務の内容・委託費・契約期間・解除更新・免責・保証契約の有無等)。
56条・施行規則61条管理業務主任者は、事務所ごとに委託を受けた管理組合30につき1人以上(端数切上げ)。不足時は2週間以内に補充。
施行規則87条収納口座に集めたお金は翌月末日までに保管口座へ移し換える。保管口座は管理組合等名義で、管理業者は印鑑を持てない。

実務の流れ

1
ステップ1
現地と書類を見る(建物を歩き、規約・議事録・収支報告書・長期修繕計画・現契約書を預かる)
2
ステップ2
見積と管理委託契約の案を出す(標準管理委託契約書の書式・別表で業務範囲と月額を決める)
3
ステップ3
重要事項説明(契約前に全員へ説明会+書面。主任者が主任者証を提示して説明)
4
ステップ4
総会で決議(管理会社の変更は普通決議。議案書に契約書案を添える)
5
ステップ5
契約書の交付(決議後に契約を結び、理事長に遅滞なく交付。主任者が記名)
6
ステップ6
引き継ぎ(帳簿・図面・通帳・鍵・業者契約・未収金一覧を受領書を交わして受け取る。契約開始日の前日までに完了)

ひっかけ一覧

  • 重説の説明会は「管理組合の承諾」があっても省略できない。
  • 重説は管理業務主任者しかできない。宅地建物取引士や一般の従業員、代表者では代われない。
  • 同一条件更新で説明会が不要でも、区分所有者等全員への書面交付は省略できない。
  • 契約の成立時の書面は、管理者等がいる場合はその管理者等にのみ交付すればよい(区分所有者等全員への交付が必要になるのは管理者等がいない場合)。
  • 保管口座は必ず管理組合等名義で、管理業者は印鑑・引出用カードを管理できない(管理業者名義は誤り)。
  • 収納口座は「必ず」組合名義ではない(イ方式は名義自由)。
  • 収納口座の残額は「翌月末日まで」に保管口座へ移す。翌々月末日ではない。
  • 主任者の人数は「30組合ごとに1人」であり、30組合で2人ではない(30÷30=1)。61組合なら61÷30=2.03→切上げで3人。
  • 契約の解除は「常に無催告」ではない。原則は催告解除で、登録取消・破産等の重大事由がある場合だけ無催告解除ができる。
  • 契約は双方から更新の申出がなければ自動更新されない(満了で終了)。更新の申出は書面で行う必要があり、口頭では足りない。
  • 帳簿の保存期間は「登録の効力を失うまで」ではなく、閉鎖後5年間。業務状況調書・貸借対照表等の備置きは3年

到達目標(教科書)

目標1管理会社が組合と契約するまでに「誰に・何を・いつ・どの書類で」やるかを、6ステップの順番どおりに言える。

順番やること書類・条文
1 現地・書類建物を歩く/規約・議事録・収支・長計を預かる
2 見積・契約案標準管理委託契約書の書式、別表1〜4で業務を選ぶ標準委託契約書
3 重要事項説明契約前に全員へ書面+説明会、主任者が説明適正化法72条
4 総会決議普通決議(出席者の議決権の過半数区分所有法
5 契約書交付管理者へ遅滞なく、主任者が記名適正化法73条
6 引き継ぎ帳簿・通帳写し・鍵を受領書で。保管口座印は組合

ひっかけ: 組合の承諾があっても新規の説明会は省略できない

  • ステップ1 現地と書類を見る:建物を歩いて外壁・給水・EV・掲示板を確認し、理事長から管理規約・直近の総会議事録収支報告書長期修繕計画・現契約書を預かる。値付けの材料にする。
  • ステップ2 見積と管理委託契約の案を出す:国交省の標準管理委託契約書の書式で、事務管理・管理員・清掃・建物設備管理業務のどれを受けるかを別表1〜4で決め、金額は月額で提示する。
  • ステップ3 重要事項説明:契約締結前に区分所有者等全員に重要事項説明書を配り、説明会を開き、管理業務主任者が主任者証を提示して説明する(適正化法72条)。
  • ステップ4 総会で決議:管理会社の変更(新しい委託契約の締結)は総会の普通決議で決める(2026年4月から出席者の議決権の各過半数)。議案書に契約書案を添える。
  • ステップ5 契約書の交付:決議後に契約を結び、契約書面を管理者(理事長)に遅滞なく交付する。この書面にも主任者が記名する(適正化法73条)。
  • ステップ6 引き継ぎ:前の管理会社から帳簿・図面・通帳の写しと残高証明・鍵・業者との契約書・未収金一覧を受け取り、受領書を交わす。保管口座の印鑑は組合が管理する。引き継ぎは契約開始日の前日までに終える。
  • 議事録は総会後に作成し、管理者(理事長)が保管、利害関係人の閲覧請求には正当な理由がなければ応じる(区分所有法42条・33条準用)。
  • 主任者は事務所ごとに、委託を受けた管理組合30につき1人以上(端数切上げ)置く(56条・施行規則61条)。居住用の独立部分が5以下の組合のみを扱う事務所は設置不要(規則62条は6未満)。主任者が不足したら2週間以内に補充する。
  • 更新のときは手順が変わる:同一条件(期間延長のみ)なら説明会は不要だが、区分所有者等全員への書面交付と、管理者等がいればその人への主任者による説明は必要。値上げ・業務追加を伴う更新は新規と同じ手続。
  • ひっかけ:組合の承諾があっても新規の説明会は省略できない/主任者以外(宅建士・従業員・代表者)は説明できない/更新時に説明会が不要でも書面交付は省略できない。

目標2「重要事項説明」が何のためにあり、新規と更新でどう違うかを、理由から言える。

項目答え根拠
誰が管理業務主任者のみ(宅建士・従業員不可)適正化法72条
誰に(新規)区分所有者等全員及び管理者等適正化法72条
いつ契約締結前(あらかじめ)適正化法72条
書面期限説明会の1週間前までに交付適正化法72条
主任者証請求がなくても提示72条4項
更新(同一条件)説明会不要、書面交付は必要72条2項
同一条件の判定期間延長のみ。値上げ等は新規扱い

ひっかけ: 宅建士でも主任者でなければ重要事項説明はできない

  • なぜ:組合の代表(理事長)は素人で毎年替わり、管理会社は専門家。情報の差が大きい相手に契約を迫るのを防ぐため、契約前に全員へ資格者が説明する。
  • 誰が:管理業務主任者のみ。宅地建物取引士や一般の従業者、代表者では代われない。
  • 誰に:区分所有者等全員及び管理者等(新規の場合)。理事長だけへの説明では足りない。
  • いつ:契約締結前(あらかじめ)。契約後に説明しても違反。
  • どうやって:説明会を開催し、その説明会の日の1週間前までに重要事項を記載した書面(説明会の日時・場所も記載)を全員に交付する。説明会は委託を受けようとする管理組合ごとに開催する。
  • 主任者証:重要事項の説明のときは相手方からの請求がなくても提示する(72条4項)。これとは別に63条は、業務全般について請求があれば提示するという一般ルール。
  • 記名:重要事項説明書には主任者の記名が必要。
  • 電磁的方法:書面交付に代えて電磁的方法で提供する場合は、相手方(管理者等または区分所有者等)の承諾を得る必要がある。
  • 新築マンションの例外:区分所有者が変動する見込み期間(引渡しの日のうち最も早い日から1年以内に満了する契約)は、説明義務の対象から除外される。
  • 同一条件更新:説明会は不要。区分所有者等全員への書面交付は必要。管理者等がいれば、その人には主任者が書面を示して説明する。
  • 「同一条件」の判定:契約期間の延長のみは同一条件扱い。委託費の値上げ・業務内容の追加は同一条件にあたらず、新規と同じ説明会が必要。
  • 更新で管理者等がいない場合:区分所有者等全員への書面交付のみで足りる。
  • ひっかけ:「組合の承諾があれば説明会を省略できる」「主任者でなくても宅建士なら説明できる」「更新時は書面交付も不要」はすべて誤り。

目標3組合のお金の預かり方(収納口座・保管口座・印鑑)を、「なぜそう決まったか」から言える。

項目答え根拠
保管口座名義管理組合等(管理業者名義は不可)施行規則87条
印鑑管理管理業者は印鑑等を持てない施行規則87条
収納口座名義イ方式は自由(管理業者名義も可)
移し替え期限残額を翌月末日までに保管口座へ施行規則87条2項
保証契約イ・ロ方式で印鑑を持つ場合1か月分以上施行規則87条3項
月次書面翌月末日までに管理者等へ交付施行規則87条5項

ひっかけ: 保管口座を管理業者名義にはできない

  • なぜ:組合の金は組合のもの。管理会社が倒産・横領しても組合の金が守られるように分別管理が義務づけられている(適正化法76条・施行規則87条)。
  • 3方式:イ・ロ・ハの3方式があり、収納口座・保管口座(またはそれを一体化した収納・保管口座)の使い分けで組合のお金を守る。
  • 共通ルール:保管口座は管理組合等を名義人とし、管理業者はその印鑑・預貯金の引出用のカード等を管理してはならない
  • 収納口座の名義:イ方式の収納口座は名義が自由(管理業者名義でもよい)。保管口座は方式を問わず必ず組合名義。
  • 移し替えの期限:イ・ロ方式で収納口座に集めた残額(当月の管理事務費用控除後)は、翌月末日までに保管口座へ移し換える。
  • 保証契約:イ・ロ方式で管理業者が収納口座の印鑑等を管理する場合は、区分所有者等から徴収される1か月分以上の修繕積立金等相当額について有効な保証契約を締結していなければならない。ハ方式(収納・保管口座を一体化する方式)はこの保証契約が要件になる場合とならない場合があり、一律に「常に必要」とはいえない。
  • 2026年4月1日施行の例外(改正施行規則87条4項2号):管理業者が管理組合の管理者を兼ねる場合、一定の要件(5要件)を満たせば保管口座の印鑑等を保管できる例外がある。
  • 月次書面:毎月の会計の収入及び支出の状況に関する書面を作成し、翌月末日までに管理者等へ交付する。管理者等がいない場合は事務所に備え置き、区分所有者等の求めに応じて閲覧させる。
  • 年1回の書面:事業年度の収支・貸借に関する書面の交付・報告は年1回。
  • ひっかけ:「保管口座は管理業者名義でもよい」は誤り。「収納口座は必ず組合名義」も誤り(イ方式は名義自由)。

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Q77過去問 / 令和4年度 問47

適正化法72条の(ア)〜(ウ)に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか(説明会での説明者=ア、書面交付の期限=イ、同一条件更新で管理者等に代えて意思表明する主体=ウ)。

正解: 4. 管理業務主任者・一週間前・認定管理者等

説明するのは管理業務主任者、書面交付は説明会の日の一週間前まで、同一条件更新で管理者等に代わり意思表明できるのは認定管理者等。公式正解は4。

Q66過去問 / 令和3年度 問46

マンション管理業者が行う適正化法73条の契約の成立時の書面の交付に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

正解: 2. 電磁的方法による提供は相手方の承諾を得なくても行うことができる

電磁的方法による提供は相手方の承諾を得て初めて認められる。承諾不要とする2が誤り=正解。

Q80過去問 / 令和4年度 問50

管理業務主任者の設置に関する規定の(ア)〜(ウ)(56条1項の設置単位=ア、61条の除数=イ、62条の独立部分数=ウ)の組合せとして、最も適切なものはどれか。

正解: 4. 事務所・30・6

主任者は「事務所」ごとに、受託組合数を「30」で除した数以上(端数切上げ)、除外対象になる独立部分数は「6」未満。公式正解は4。

Q86過去問 / 令和6年度 問49

施行規則87条2項1号イの方法(管理者等が置かれている場合)に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

正解: 2. 収納口座は区分所有者等から徴収した金銭を一時的に管理する口座で、管理組合を名義人とする必要がある

イ方式の収納口座は名義が自由で、必ずしも管理組合名義でなくてよい。「名義人とする必要がある」との言い切りが最も不適切=正解。

Q73過去問 / 令和6年度 問6

管理委託契約の解除、解約及び更新に関する記述のうち、標準管理委託契約書によれば不適切なものの組合せはどれか(ア〜ウ)。

正解: 2. ア・ウ

ア(催告なしに直ちに解除できる)とウ(自動更新される)が不適切。イ(3か月前の書面解約)は適切。正解はア・ウ。

Q83過去問 / 令和6年度 問7

標準管理委託契約書に関する記述のうち、適切なものはいくつあるか(ア〜エ。指示系統・処分の通知・規約違反への対応・議事録等の保管場所)。

正解: 2. 二つ

ア(組合からの指示は管理者等又は指定役員から行う)とウ(規約違反行為の中止を組合に代わって求められる)は正しい。イ(処分を受けた旨の通知は書面に限られる)とエ(規約原本等は管理業者の事務所でなく組合が保管する)は誤り。適切なものは二つ。

Q65自作

総会で管理委託契約の締結が決議された後、主任者が次に行うべきことはどれか。

正解: 2. 契約書面を作成し記名して交付する

決議後は契約を締結し、契約の成立時の書面を作成して主任者が記名し、管理者等(又は区分所有者等全員)に遅滞なく交付する。

Q75過去問 / 令和7年度 問47

管理業務主任者に関する記述のうち、マンション管理適正化法によれば適切なものはいくつあるか(ア〜エ)。

正解: 2. 二つ

ア(発見した証は廃棄でなく返納)イ(従業者証明書の携帯は別途必要)は誤り。ウ(マンション管理士登録取消後2年は欠格)エ(合格1年以内は講習免除)が正しく、二つ。

Q71過去問 / 令和5年度 問50

マンション管理業者に関する記述のうち、マンション管理適正化法によれば最も適切なものはどれか。

正解: 3. 契約の成立時の書面は、管理者等が置かれている場合、当該管理者等に対してのみ交付すればよい

1(標識は事務所ごと)2(暴力団員判明は必要的登録取消)4(年次報告は省略不可)はいずれも誤り。3が73条1項どおりで正解。

Q29自作

居住用の独立部分の数が5以下の管理組合のみを扱う事務所には、主任者の設置義務がない。

正解: 1. 正しい

施行規則62条が定める「6未満」(=5以下)の独立部分の管理組合のみを扱う事務所は、主任者の設置義務の対象外となる。

Q69過去問 / 令和5年度 問49

修繕積立金等金銭の分別管理に関する記述のうち、マンション管理適正化法に違反する記述のみを全て含むものはどれか(ア〜ウ)。

正解: 1. ア・イ

ア(保管口座の印鑑を管理業者が管理)は違反、イ(ロ方式の残額を翌月末日超えても収納口座に留置)も違反。ウ(ハ方式で保証契約なし)は本問の前提では違反にあたらない。

Q72過去問 / 令和3年度 問13

管理事務の報告等に関する記述のうち、標準管理委託契約書によれば最も適切なものはどれか。

正解: 4. 報告を行う場合、組合は関係書類の提示を求めることができる

1(年次報告は主任者をして行う)2(毎月の書面は会計収支状況に限る)3(随時報告に主任者限定はない)はいずれも誤り。4が10条4項どおりで正解。

Q57自作

管理会社の変更(新契約の締結)は総会の特別決議(4分の3以上)が必要である。

正解: 2. 誤り

管理会社の変更は総会の普通決議で足りる。特別決議が必要なのは規約の設定変更や共用部分の重大な変更等の場面。

Q62自作

次のア〜カを実務の順番に並べたとき、正しいものはどれか。ア.重要事項説明 イ.現地・書類確認 ウ.引き継ぎ エ.総会決議 オ.見積・契約案の提示 カ.契約書交付

正解: 1. イ→オ→ア→エ→カ→ウ

実務の6ステップは、現地・書類確認→見積・契約案→重要事項説明→総会決議→契約書交付→引き継ぎ、の順番。

Q68過去問 / 令和5年度 問48

適正化法72条の重要事項の説明等に関する記述のうち、適切なものはいくつあるか(ア〜エ)。

正解: 2. 二つ

ア(「契約締結日の1週間前」という定め方)とウ(電子提供に承諾不要)は誤り。イ(同一条件更新でも書面交付は必要)とエ(請求の有無にかかわらず主任者証提示)が正しく、適切なものは二つ。

Q14自作

重要事項を記載した書面の交付は、相手方の承諾を得なくても電磁的方法で行うことができる。

正解: 2. 誤り

電磁的方法による提供は、管理者等又は区分所有者等の承諾を得て初めて認められる。承諾なしに電磁的方法へ切り替えることはできない。

Q67過去問 / 令和3年度 問47

適正化法72条の重要事項の説明等に関する記述のうち、適切なものはいくつあるか(ア〜エ)。

正解: 3. 三つ

ア(新築の変動見込み期間は説明義務除外)は誤り、イ(開催の掲示)ウ(組合ごとに開催)エ(更新でも管理者等がいれば説明義務)は正しく、適切なものは三つ。

Q16自作

管理組合の承諾があれば、新規契約の重要事項説明会を省略できる。

正解: 2. 誤り

説明会の開催は法律上の義務であり、組合の承諾があっても省略はできない。省略が認められるのは同一条件での更新の場合のみ。

Q17自作

主任者でなくても、宅地建物取引士であれば重要事項の説明をすることができる。

正解: 2. 誤り

重要事項の説明ができるのは管理業務主任者に限られる。宅地建物取引士の資格は関係がない。

Q21自作

契約の成立時の書面は、契約成立後1か月以内に交付すればよい。

正解: 2. 誤り

73条1項の要件は「遅滞なく」であり、1か月という猶予期間は定められていない。契約成立後、速やかに交付する必要がある。

Q78過去問 / 令和4年度 問48

マンション管理業者が管理事務を受託する際の記述のうち、適切なものを全て含む組合せはどれか(ア〜ウ)。

正解: 1. ア・イ

ア(契約成立時の書面を主任者に記名させる)とイ(帳簿は閉鎖後5年間保存)は正しい。ウ(基幹事務の一括再委託は管理者等の承諾があっても不可)は誤り。正解はア・イ。

Q24自作

管理者等が置かれている場合でも、契約の成立時の書面は区分所有者等全員に交付しなければならない。

正解: 2. 誤り

管理者等が置かれているときは管理者等にのみ交付すれば足りる。区分所有者等全員への交付が必要なのは管理者等がいない場合に限られる。

Q30自作

主任者が欠けて法定数を下回った場合、補充までに認められる期間はどれか。

正解: 2. 2週間以内

56条3項により、主任者が不足したときは2週間以内に補充しなければならない。

Q33自作

30組合を受託している事務所には主任者が2人必要である。

正解: 2. 誤り

30÷30=1で端数がないため必要数は1人。「30組合ごとに1人」を「30組合で2人」と誤解しないこと。

Q70過去問 / 令和3年度 問49

適正化法76条の財産の分別管理に関する記述のうち、適切なものを全て含む組合せはどれか(ア〜エ)。

正解: 3. ア・ウ・エ

イ(イ・ロ方式のみが認められ、ハは認められない)が誤り。ア(固有財産・他組合財産との分別)ウ(保管口座の印鑑・カード管理禁止)エ(保管口座は組合等名義)は正しく、ア・ウ・エが正解。

Q79過去問 / 令和4年度 問49

修繕積立金等金銭の分別管理に関する記述のうち、マンション管理適正化法によれば最も不適切なものはどれか。

正解: 1. 収納・保管口座を一体で管理する方法の場合、常に1か月分以上の保証契約を締結していなければならない

収納・保管口座を一体化する方式(ハ方式に相当)で保証契約が常に必須という言い切りが誤り=これが正解(最も不適切)。2〜4は正しい記述。

Q41自作

2026年4月1日施行の改正により、管理業者が管理組合の管理者を兼ねる場合は、一定の要件を満たせば保管口座の印鑑等を保管できる例外が設けられた。

正解: 1. 正しい

改正施行規則87条4項2号により、管理業者が管理者を兼ねる場合、5つの要件を満たせば保管口座の印鑑等の保管が認められる例外が新設された。

Q43自作

事業年度の収支・貸借に関する書面の交付・報告は、年に1回でよい。

正解: 1. 正しい

会計年度の収支・貸借に関する書面は年1回の交付・報告でよい(毎月の月次書面とは別枠)。

Q82過去問 / 令和6年度 問5

管理組合Aとマンション管理業者Bの管理委託契約に関する記述のうち、標準管理委託契約書によれば最も不適切なものはどれか。

正解: 1. 契約書1通を双方記名押印の上Aが保有した

契約書は通常、甲乙が各自1通ずつ保有する。Aだけが保有するという記述が最も不適切=正解。2〜4はいずれも標準管理委託契約書の定めに沿う。

Q74過去問 / 令和7年度 問6

標準管理委託契約書に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

正解: 4. 自己の責めによらない火災による損害は乙が賠償責任を負わない

1(秘密保持は終了後も存続)2(通知義務は甲乙双方向)3(更新の申出は書面が必要)はいずれも誤り。4が19条の免責事項どおりで正解。

Q63自作

理事長から「今の管理会社に更新を断られた」と相談を受けた主任者が、最初に行うべきことはどれか。

正解: 2. 現地を見て組合の書類(規約・議事録・収支報告書等)を集める

実務のステップ1は現地確認と書類の収集。値付けの材料がなければ見積も契約案も作れない。

Q64自作

新規受託の重要事項説明において、説明会の開催前に行う案内・書面交付の説明として正しいものはどれか。

正解: 2. 開催日の1週間前までに区分所有者等全員及び管理者等に重要事項と説明会の日時・場所を記載した書面を交付する

72条1項により、説明会の日の1週間前までに区分所有者等全員及び管理者等へ書面を交付する。

Q1自作

新規受託の重要事項説明を行えるのは誰か。

正解: 2. 管理業務主任者

72条1項は「管理業務主任者をして」重要事項を説明させることを義務付けている。宅建士資格の有無や役職は関係なく、主任者以外は説明できない。

Q2自作

新規契約の重要事項説明は、理事長にだけ説明すれば足りる。

正解: 2. 誤り

新規の場合は区分所有者等全員及び管理者等(理事長)が説明の相手方。理事長だけへの説明では足りない。

Q3自作

60戸のマンションで新規受託の重要事項説明会を開く場合、説明の相手方は誰か。

正解: 3. 区分所有者等全員及び管理者等

72条1項により、新規契約では区分所有者等全員及び管理者等が説明の相手方になる。戸数や役員構成にかかわらず変わらない。

Q4自作

契約を締結した後に重要事項の説明を行っても、説明さえすれば適法である。

正解: 2. 誤り

72条1項は契約締結「前」(あらかじめ)の説明を義務付けている。契約後の説明は時期が違反であり、内容が正しくても適法にはならない。

Q5自作

重要事項の説明を行う時期として正しいものはどれか。

正解: 3. 契約締結前(あらかじめ)

重要事項説明は契約締結前に行う。総会決議後でも契約締結前であれば時期として問題ないが、契約締結後はすべて違反になる。

Q6自作

重要事項説明会の開催日から数えて、区分所有者等全員へ書面を交付しなければならない期限はどれか。

正解: 3. 1週間前まで

72条1項により、説明会の日の1週間前までに重要事項及び説明会の日時・場所を記載した書面を全員に交付する。

Q7自作

説明会の3日前までに書面を交付すれば、法律上の要件を満たす。

正解: 2. 誤り

法律が定める期限は「説明会の日の1週間前まで」。3日前では期限に間に合わず違反になる。

Q8自作

従前と同一の条件で管理受託契約を更新する場合の手続として正しいものはどれか。

正解: 2. 説明会は不要だが書面交付は必要

72条2項により、同一条件更新では説明会は不要になるが、区分所有者等全員への書面交付までは省略できない。

Q9自作

委託費を値上げして契約を更新する場合も、期間を延ばすだけなので同一条件更新として説明会を省略できる。

正解: 2. 誤り

「同一条件」と扱われるのは契約期間の延長のみ。委託費の値上げや業務内容の追加を伴う更新は新規契約と同じ手続(説明会を含む)が必要。

Q10自作

管理者等が置かれていない管理組合との同一条件更新の場合に必要な手続はどれか。

正解: 2. 区分所有者等全員への書面交付

同一条件更新では説明会は不要だが、管理者等の有無にかかわらず区分所有者等全員への書面交付は必要。管理者等がいる場合はその管理者等への主任者による説明も加わる。

Q11自作

重要事項の説明の際は、区分所有者等から提示を求められなくても主任者証を提示しなければならない。

正解: 1. 正しい

72条4項により、重要事項説明のときは相手方からの請求の有無にかかわらず主任者証を提示しなければならない。

Q12自作

管理業務主任者証の提示に関する記述として正しいものはどれか。

正解: 3. 重要事項説明のときは請求の有無にかかわらず提示、通常業務では請求があったとき提示する

72条4項は重要事項説明時に請求不要で提示する特則。63条は業務全般について関係者から請求があれば提示するという一般ルール。二つの規定は場面が異なる。

Q13自作

重要事項説明書には管理業務主任者の記名が必要である。

正解: 1. 正しい

重要事項説明書は主任者が記名した上で交付・説明する書面である。

Q15自作

重要事項説明会は、複数の管理組合をまとめて一度に開催することができる。

正解: 2. 誤り

説明会は、委託を受けようとする管理組合ごとに、参集の便を考慮して開催するのが原則。まとめての開催は想定されていない。

Q18自作

同一条件での更新の場合、説明会だけでなく書面の交付も不要になる。

正解: 2. 誤り

省略できるのは説明会のみ。区分所有者等全員への書面交付は同一条件更新でも必要。

Q19自作

管理者等が置かれている管理組合と契約が成立した場合、契約の成立時の書面の交付先はどこか。

正解: 2. 管理者等

73条1項により、管理者等が置かれているときは管理者等にのみ交付すればよい。区分所有者等全員への交付が必要になるのは管理者等がいない場合。

Q20自作

管理者等が置かれていない管理組合と契約が成立した場合の書面の交付先はどこか。

正解: 1. 区分所有者等全員

管理者等がいない場合は区分所有者等全員に契約の成立時の書面を交付する。

Q22自作

契約の成立時の書面には管理業務主任者の記名が必要である。

正解: 1. 正しい

73条2項により、書面を作成するときは管理業務主任者に記名させなければならない。

Q23自作

契約の成立時の書面の記載事項に通常含まれないものはどれか。

正解: 4. 理事長個人の住民票の写し

契約の成立時の書面には管理事務の内容・実施方法、委託費、契約期間、解除・更新、免責、保証契約の有無等を記載する。理事長個人の住民票は契約書面の記載事項ではない。

Q25自作

契約の成立時の書面の交付についても、相手方の承諾を得れば電磁的方法により提供できる。

正解: 1. 正しい

重要事項説明書と同様、契約の成立時の書面も相手方(管理者等又は区分所有者等)の承諾を得れば電磁的方法による提供に代えることができる。

Q26自作

管理業務主任者は成年者である専任の者でなければならない。

正解: 1. 正しい

56条1項は、事務所ごとに成年者である専任の管理業務主任者を置くことを求めている。

Q27自作

60組合の管理事務を受託している事務所に必要な主任者数は最低何人か。

正解: 2. 2人

施行規則61条により、受託組合数を30で除し(1未満切上げ)た数以上を置く。60÷30=2で端数がないため2人。

Q28自作

61組合の管理事務を受託している事務所に必要な主任者数は最低何人か。

正解: 3. 3人

61÷30=2.03…となり、1未満の端数は切り上げるため3人が必要。

Q31自作

主任者が不足した場合、次の登録更新の時期までに補充すればよい。

正解: 2. 誤り

補充の期限は「2週間以内」であり、登録更新のタイミングとは無関係。放置すれば違反になる。

Q32自作

他社に常勤で勤務している者を、名義だけ借りて主任者として登録することができる。

正解: 2. 誤り

専任とは常勤・専従を意味し、名義貸しは認められない。

Q34自作

施行規則87条が定める分別管理の方式に含まれないものはどれか。

正解: 4. ニ方式

分別管理の方式はイ・ロ・ハの3方式であり、ニ方式は存在しない。

Q35自作

保管口座の印鑑や預貯金の引出用のカードは、管理業者が保管してもよい。

正解: 2. 誤り

保管口座の印鑑・引出用カード等は管理業者が管理してはならない(2026年4月施行の管理者兼任時の限定的な例外を除く)。

Q36自作

保管口座の名義人として正しいものはどれか。

正解: 3. 管理組合等

保管口座は管理組合等を名義人とする口座でなければならない。

Q37自作

収納口座に集めた残額は、翌々月末日までに保管口座へ移し換えればよい。

正解: 2. 誤り

イ・ロ方式では、当月の管理事務費用を控除した残額を翌月末日までに保管口座へ移し換えなければならない。翌々月末日では遅い。

Q38自作

イ・ロ方式で、収納口座の残額を保管口座へ移し替える期限はどれか。

正解: 3. 翌月末日

翌月末日までに移し換えるのが原則。

Q39自作

ロ方式で管理業者が収納口座の印鑑等を管理する場合、1か月分以上の修繕積立金等相当額について保証契約が必要である。

正解: 1. 正しい

イ・ロ方式で管理業者が収納口座の印鑑等を持つ場合は、1か月分以上の保証契約の締結が要件になる。

Q40自作

収納・保管口座を一体化する方式(いわゆるハ方式)では、常に保証契約の締結が必要である。

正解: 2. 誤り

ハ方式は保証契約が一律の要件ではない。「常に必要」という言い切りは誤り(令和4年度問49の選択肢と同趣旨)。

Q42自作

毎月の会計の収入及び支出の状況を記載した書面は、翌月末日までに管理者等に交付しなければならない。

正解: 1. 正しい

施行規則87条5項により、月次の収支状況書面は翌月末日までに管理者等へ交付する。管理者等がいない場合は事務所に備え置き閲覧に供する。

Q44自作

保管口座は管理業者の名義でも差し支えない。

正解: 2. 誤り

保管口座は必ず管理組合等の名義でなければならず、管理業者名義は認められない。

Q45自作

収納口座は、いずれの方式でも必ず管理組合の名義でなければならない。

正解: 2. 誤り

イ方式の収納口座は名義が自由で、管理業者名義でもよい。「必ず組合名義」という一般化は誤り(保管口座と混同しやすい)。

Q46自作

前の管理会社からの引き継ぎで受け取るものに通常含まれないものはどれか。

正解: 4. 前の管理業者の従業員の個人携帯番号

引き継ぎで受け取るのは組合に関する帳簿・図面・通帳の写し・鍵・業者契約・未収金一覧等の組合の資産に関する書類であり、前担当者個人の連絡先は含まれない。

Q47自作

相手方の義務違反があれば、常に催告なしに直ちに契約を解除できる。

正解: 2. 誤り

義務違反による解除は原則として相当の期間を定めた催告が必要(催告解除)。無催告解除ができるのは登録取消・破産等の重大事由がある場合に限られる。

Q48自作

標準管理委託契約書上、無催告で解除できる事由に該当しないものはどれか。

正解: 3. 管理業者の合併による解散

無催告解除事由は銀行取引停止・破産等の法的倒産手続・合併等以外の事由による解散・登録取消処分・確約事項違反の判明。「合併による解散」は無催告解除事由から除外されている。

Q49自作

解約の申入れは、少なくとも3か月前に書面で行う必要がある。

正解: 1. 正しい

標準管理委託契約書21条により、少なくとも3か月前の書面による解約の申入れで契約を終了させることができる。

Q50自作

契約の更新を申し出る期限として正しいものはどれか。

正解: 3. 3か月前まで

23条により、有効期間が満了する日の3か月前までに更新の申出をする必要がある。

Q51自作

契約の更新の申出は口頭で行ってもよい。

正解: 2. 誤り

更新の申出は書面で行う必要があり、口頭では足りない(令和7年度問6と同趣旨)。

Q52自作

双方から更新の申出がない場合、契約は従前と同一の条件で自動更新される。

正解: 2. 誤り

23条3項により、双方から申出がなければ契約は自動更新されず、有効期間の満了をもって終了する。

Q53自作

組合から随時に求められた報告についても、常に管理業務主任者が行わなければならない。

正解: 2. 誤り

契約書10条3項の随時報告には「主任者をして」という限定がない。主任者が必須なのは10条1項の年次報告(適正化法77条に対応)。

Q54自作

地震により専有部分に立ち入って緊急業務を行う場合、事前に組合の承認を得なければならない。

正解: 2. 誤り

緊急時の業務(9条)は、災害・事故等の場合に組合の事前承認なしで実施でき、事後に速やかに報告すればよい。

Q55自作

管理業者の責めによらない火災により組合又はその組合員等が損害を受けた場合、管理業者は賠償責任を負わない。

正解: 1. 正しい

19条(免責事項)により、9条1項各号の災害・事故等(乙の責めによらないもの、火災・漏水等を含む)による損害は乙が免責される。

Q56自作

次のうち、標準管理委託契約書によれば誤っている記述の組合せはどれか。ア.義務違反は常に無催告で解除できる イ.少なくとも3か月前の書面で解約できる ウ.双方から申出がなければ自動更新される エ.更新の申出は書面で行う

正解: 2. ア・ウ

アは誤り(原則は催告解除)。ウも誤り(自動更新されない)。イ・エは正しい記述(令和6年度問6と同型)。

Q58自作

2026年4月1日施行の改正後、通常の普通決議の要件はどれか。

正解: 2. 出席者の議決権の各過半数

2026年4月1日施行の改正区分所有法により、普通決議は総会出席者を母数とした議決権の各過半数で決する扱いに整理された。

Q59自作

総会の議事録は理事長(管理者)が保管し、利害関係人からの閲覧請求には正当な理由がなければ応じなければならない。

正解: 1. 正しい

区分所有法42条5項が33条を準用しており、議事録の保管者は管理者、利害関係人の閲覧請求には正当な理由がない限り応じる。

Q60自作

管理業者は、閉鎖した帳簿を3年間保存すればよい。

正解: 2. 誤り

帳簿は各事業年度の末日で閉鎖し、閉鎖後5年間保存しなければならない。3年での処分は違反(令和6年度問50と同趣旨)。

Q61自作

業務状況調書、貸借対照表及び損益計算書等の事務所ごとの備置き期間はどれか。

正解: 2. 3年

業務状況調書等の備置き期間は3年。帳簿の保存期間(5年)と混同しないこと。

Q76過去問 / 令和7年度 問49

マンション管理業者に関する記述のうち、マンション管理適正化法によれば最も適切なものはどれか。

正解: 1. 管理者等がいるとき、報告対象期間・会計収支・契約内容を記載した管理事務報告書を主任者をして交付・説明させる

2(備置き期間は1年ではない)3(帳簿保存は閉鎖後5年間)4(承諾での省略規定はない)はいずれも誤り。1が77条1項どおりで正解。

Q81過去問 / 令和6年度 問4

標準管理委託契約書に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

正解: 4. 組合の承諾を得た場合、報告をWEB会議システムにより行うことができる

1(再委託しても元請の管理業者は責任を負う)2(原則無償)3(警備業務は対象外)はいずれも誤り。4が正しく、WEB会議での報告には組合の事前承諾が要件になる。

Q84過去問 / 令和6年度 問8

管理事務の内容及び実施方法に関する記述のうち、標準管理委託契約書によれば最も不適切なものはどれか。

正解: 4. 管理員業務の立会業務として、外注工事が設計図書のとおりかは確認しない

管理員業務の立会業務には、外注業者の工事が設計図書のとおりに実施されているかどうかの完了確認が含まれる。「確認しない」とする4が最も不適切=正解。

Q85過去問 / 令和6年度 問48

マンション管理業者の業務に関する記述のうち、適切なものの組合せはどれか(ア〜ウ)。

正解: 3. イ・ウ

ア(同一条件更新でも説明会が必要)は誤り。イ(管理業者自身が管理者等を兼ねる場合、区分所有者等全員に契約の成立時書面を交付)とウ(管理者等がいない組合には定期に説明会を開いて主任者が報告)は正しく、イ・ウが正解。

Q87過去問 / 令和6年度 問50

マンション管理業者Aが管理組合Bから委託を受けて管理事務を行う場合に、マンション管理適正化法に違反するものはどれか。

正解: 3. 帳簿を閉鎖後3年で処分した

帳簿は閉鎖後5年間保存しなければならない。3年での処分は違反=正解。1(基幹事務の一部再委託は可)2(交付者自体は主任者限定なし)4(結了目的の範囲内の継続はみなし業者として認められる)はいずれも違反ではない。

Q88過去問 / 令和7年度 問4

標準管理委託契約書に関する記述のうち、不適切なものはいくつあるか(ア〜エ。見積書受理の範囲・水道光熱費の負担・緊急対応の報告・業務停止命令時の解除)。

正解: 2. 二つ

イ(管理事務室の水道光熱費は原則組合負担ではなく管理業者負担)とエ(業務停止命令のみでは無催告解除事由に当たらず、催告解除が原則)が不適切。ア・ウは適切で、不適切なものは二つ。

Q89過去問 / 令和7年度 問5

標準管理委託契約書に関する記述のうち、適切な記述のみを全て含むものはどれか(ア〜ウ。再委託先の通知・WEB会議報告の中止申出・免責事項の具体化)。

正解: 4. ア・イ・ウ

ア(再委託先が明らかな場合は組合へ通知することが望ましい)イ(WEB会議報告には組合が中止を申し出られる旨を明らかにする)ウ(免責事項は協議のうえ具体化できる)はいずれも正しく、ア・イ・ウが正解。

Q90過去問 / 令和7年度 問7

組合員から専有部分の売却等の媒介を受けた宅建業者への対応に関する記述のうち、標準管理委託契約書によれば不適切なものはいくつあるか(ア〜エ)。

正解: 1. 一つ

イ(組合員本人が求めた規約等の提供は管理業者が組合に代わって行うことができる)が不適切。ア・ウ・エは適切であり、不適切なものは一つ。

Q91過去問 / 令和7年度 問8

標準管理委託契約書に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

正解: 3. 管理業者は滞納状況を年に一度組合に報告する

管理費等の滞納状況の報告は年1回に限られる性質のものではなく、随時把握・報告すべき事項として扱われる。「年に一度」に限定する3が最も不適切=正解。

令和4年度 問6公式過去問 / 標準管理委託契約書

標準管理委託契約書「別表第1事務管理業務」に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

正解: 4. マンション管理業者は、管理対象部分に係る各種の点検、検査等の結果を管理組合に報告するとともに、改善等の必要がある事項については、具体的な方策を当該管理組合に助言する。

標準管理委託契約書別表第1事務管理業務では、管理対象部分の点検・検査等の結果を管理組合に報告するとともに、改善の必要がある事項については具体的な方策を助言することとされており、選択肢4が正しい。滞納状況の報告は毎月の会計収支状況報告に含まれるのが通常で「年に一度」との限定は誤り。長期修繕計画の見直し業務等は追加業務として別途取り扱われ、総会議事録は理事長(管理組合)名義で作成されるべきものである。

令和4年度 問7公式過去問 / 標準管理委託契約書

標準管理委託契約書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

正解: 3. 管理事務室は、管理組合がマンション管理業者に管理事務を行わせるため、有償で使用させるものとしている。

標準管理委託契約書では、管理事務室等は管理組合がマンション管理業者に管理事務を行わせるために「無償」で使用させるものとされており、「有償」とする選択肢3が誤り(不適切)で正解となる。滞納管理費の督促については、弁護士法72条(非弁行為の禁止)を踏まえ、管理業者の協力範囲・費用負担をあらかじめ協議・規定するという選択肢4の内容は正しい。

令和4年度 問8公式過去問 / 標準管理委託契約書

標準管理委託契約書「別表第2管理員業務」に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

正解: 3. 立会業務には、災害、事故等の処理の立会い、そのための専有部分の伴の保管が含まれる。

標準管理委託契約書別表第2管理員業務の立会業務には、災害・事故等の処理の立会いは含まれるが、専有部分の鍵の保管は管理員業務の対象に含まれないと理解されており、選択肢3が不適切(正解)と考えられる。

補足: 標準管理委託契約書別表第2の立会業務の細目(専有部分の鍵の保管が含まれないとする点)について、一次情報での逐語確認ができておらず、一般的な理解に基づく判断であるため確信度を下げた。

令和4年度 問47公式過去問 / マンション管理適正化法

次のマンション管理適正化法第72条の(ア)〜(ウ)に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。(重要事項の説明等)第72条マンション管理業者は、管理組合から管理事務の委託を受けることを内容とする契約(新たに建設されたマンションの分譲に通常要すると見込まれる期間その他の管理組合を構成するマンションの区分所有者等が変動することが見込まれる期間として国土交通省令で定める期間中に契約期間が満了するものを除く。以下「管理受託契約」という。)を締結しようとするとき(次項に規定するときを除く。)は、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより説明会を開催し、当該管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等に対し、(ア)をして、管理受託契約の内容及びその履行に関する事項であって国土交通省令で定めるもの(以下「重要事項」という。)について説明をさせなければならない。この場合において、マンション管理業者は、当該説明会の日の(イ)までに、当該管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等の全員に対し、重要事項並びに説明会の日時及び場所を記載した書面を交付しなければならない。2マンション管理業者は、従前の管理受託契約と同一の条件で管理組合との管理受託契約を更新しようとするときは、あらかじめ、当該管理組合を構成するマンションの区分所有者等全員に対し、重要事項を記載した書面を交付しなければならない。3前項の場合において当該管理組合に管理者等が置かれているときは、マンション管理業者は、当該管理者等に対し、(ア)をして、重要事項について、これを記載した書面を交付して説明をさせなければならない。ただし、当該説明は、(ウ)から重要事項について説明を要しない旨の意思の表明があったときは、マンション管理業者による当該(ウ)に対する重要事項を記載した書面の交付をもって、これに代えることができる。4〜7(略)(ア)(イ)(ウ)

正解: 4. 管理業務主任者一週間前認定管理者等

適正化法72条1項により、管理業者は説明会において管理業務主任者(ア)をして重要事項を説明させなければならず、当該説明会の日の1週間前(イ)までに重要事項等を記載した書面を交付しなければならない。管理者等が置かれている場合、同条3項により当該管理者等(ウ)に対しても書面交付・説明が必要とされる。よって選択肢4が正解。

補足: 現行法(2026年4月1日施行の改正)では、管理業者が管理者を兼ねる「管理者受託契約」に関する説明義務等が72条・77条の2に追加されている。出題時点の72条はこの部分を含まない改正前の基本形である。

令和4年度 問48公式過去問 / マンション管理適正化法

マンション管理業者が管理組合から管理事務を受託する際の次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、適切なものを全て含む組合せはどれか。アマンション管理業者は、管理組合から管理事務の委託を受けることを内容とする契約を締結したときは、当該管理組合の管理者等(当該マンション管理業者が当該管理組合の管理者等である場合又は当該管理組合に管理者等が置かれていない場合にあっては、当該管理組合を構成するマンションの区分所有者等全員)に対し、遅滞なく、管理事務の対象となるマンションの部分等を記載した書面を交付しなければならず、当該書面を作成するときは、管理業務主任者をして、当該書面に記名させなければならない。イマンション管理業者は、管理組合から委託を受けた管理事務について、管理受託契約を締結した年月日や管理組合の名称等を記載した帳簿を作成し、また、当該帳簿を各事業年度の末日をもって閉鎖するものとし、閉鎖後5年間当該帳簿を保存しなければならない。ウマンション管理業者は、管理組合から委託を受けた管理事務のうち基幹事務については、当該管理組合の管理者等が承諾すれば、これを一括して他人に委託することができる。

正解: 1. ア・イ

管理事務委託契約締結時、管理者等(又は管理者等不在の場合は区分所有者等全員)に対し遅滞なく交付する書面には管理業務主任者の記名が必要(73条、ア正しい)。帳簧は各事業年度末で閉鎖し、閉鎖後5年間保存する(75条・施行規則86条3項、イ正しい)。基幹事務は管理者等の承諾があっても一括して他人に委託することは禁止されている(74条、ウ誤り)。よって適切なものはア・イで選択肢1が正解。

令和4年度 問49公式過去問 / マンション管理適正化法

修繕積立金等が金銭である場合における財産の分別管理に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、最も不適切なものはどれか。

正解: 1. マンション管理業者は、マンションの区分所有者等から徴収された修繕積立金等金銭を収納・保管口座に預入し、当該収納・保管口座において預貯金として管理する方法による場合、マンションの区分所有者等から徴収される1月分の修繕積立金等金銭以上の額につき有効な保証契約を締結していなければならない。

収納・保管口座方式で修繕積立金等金銭を管理する場合、保証契約の基準額は管理組合等から徴収される管理費用(管理費及び修繕積立金等を含む)の1か月分相当額とされており、修繕積立金等金銭のみを基準とする選択肢1の記述は不正確で不適切(正解)と考えられる。印鑑等の管理禁止(選択肢2、施行規則87条5項)、管理者等不在時の月次会計書面の備置き・閲覧(選択肢3、同条6項)、修繕積立金等金銭の分別管理(選択肢4、適正化法76条)はいずれも正しい。

補足: 保証契約の基準額の対象範囲(修繕積立金等金銭のみか管理費用全体か)について、施行規則87条の一次情報での逐語確認ができていない。

令和4年度 問50公式過去問 / マンション管理適正化法

次の管理業務主任者の設置に関する規定の(ア)〜(ウ)に入る語句の組合せとして、マンション管理適正化法によれば、最も適切なものはどれか。(管理業務主任者の設置)マンション管理適正化法第56条第1項マンション管理業者は、その(ア)ごとに、(ア)の規模を考慮して国土交通省令で定める数の成年者である専任の管理業務主任者を置かなければならない。ただし、人の居住の用に供する独立部分(区分所有法第1条に規定する建物の部分をいう。以下同じ。)が国土交通省令で定める数以上である第2条第1号イに掲げる建物の区分所有者を構成員に含む管理組合から委託を受けて行う管理事務を、その業務としない(ア)については、この限りでない。(法第56条第1項の国土交通省令で定める管理業務主任者の数)マンション管理適正化法施行規則第61条国土交通省令で定める管理業務主任者の数は、マンション管理業者が管理事務の委託を受けた管理組合の数を(イ)で除したもの(1未満の端数は切り上げる。)以上とする。(法第56条第1項の国土交通省令で定める人の居住の用に供する独立部分の数)マンション管理適正化法施行規則第62条国土交通省令で定める人の居住の用に供する独立部分の数は、(ウ)とする。(ア)(イ)(ウ)

正解: 4. 事務所306

適正化法56条により、マンション管理業者はその事務所(ア)ごとに専任の管理業務主任者を設置しなければならず、施行規則61条により必要な人数は委託を受けた管理組合数を30(イ)で除したもの(1未満切上げ)以上、施行規則62条により対象となる独立部分の数は6(ウ)以上と定められている。よって選択肢4「事務所・30・6」が正解。

令和5年度 問5公式過去問 / 標準管理委託契約書

管理事務の内容及び実施方法に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、不適切な記述のみを全て含むものは次の1〜4のうちどれか。ア別表第1に掲げる事務管理業務のうち、理事会の円滑な運営を支援する理事会支援業務は、マンション管理業者自らが理事会の運営主体となって行う業務である。イ別表第2に掲げる管理員業務のうち、立会業務における実施の立会いとは、外注業者の業務中、管理員が常に立ち会うことをいう。ウ管理組合がマンション管理業者に長期修繕計画案の作成業務を委託する場合は、当該業務の性格から、管理委託契約に含むものとすることが望ましい。

正解: 4. ア・イ・ウ

理事会支援業務はあくまで理事会の運営を支援する業務であり管理業者が運営主体になるものではない(ア)。立会業務の「立会い」は外注業者の作業の開始・終了時の確認等を指し常時立会いを意味しない(イ)。長期修繕計画案の作成業務は性格上、原則として管理委託契約とは別個の契約とすることが望ましいとされる(ウ)。ア・イ・ウいずれも不適切。

令和5年度 問6公式過去問 / 標準管理委託契約書

管理委託契約の解除等に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、最も不適切なものはどれか。

正解: 1. 管理組合及びマンション管理業者は、その相手方に対し、少なくとも3月前に書面又は口頭で解約の申入れを行うことにより、管理委託契約を終了させることができる。

標準管理委託契約書の解約の申入れは書面により行う必要があり、口頭による申入れは認められていない。よって「書面又は口頭で」とする記述が誤り。

令和5年度 問7公式過去問 / 標準管理委託契約書/マンション管理適正化法

標準管理委託契約書に関する次の記述のうち、適切な記述のみを全て含むものは次の1〜4のうちどれか。アマンションの専有部分である設備のうち共用部分と構造上一体となった部分の管理を、管理組合が行うとされている場合において、管理組合からマンション管理業者に対して依頼があるときには、当該部分の管理を管理委託契約に含めることも可能である。イマンション管理業者は、管理組合の組合員が管理費等を滞納したときは、その支払の督促を行うが、督促しても当該組合員がなお滞納管理費等を支払わないときは、マンション管理業者は当該滞納にかかる督促業務を終了する。ウ宅地建物取引業者が、管理組合の組合員から当該組合員が所有する専有部分の売却の依頼を受け、その媒介の業務のために、理由を付した書面により管理規約の提供を求めてきたときは、マンション管理業者は、当該管理組合に代わって、当該宅地建物取引業者に対し、管理規約の写しを提供することになるが、その場合、その提供に要する費用を当該宅地建物取引業者から受領することができる。

正解: 4. ア・イ・ウ

共用部分と構造上一体となった専有部分の設備管理を管理組合が行う場合、依頼があれば管理委託契約に含めることができる(ア)。滞納者への督促後もなお支払われないときは管理業者の督促業務は終了する(イ、標準管理委託契約書11条)。宅建業者からの書面請求に基づく規約写しの提供費用は当該宅建業者から受領できる(ウ、同15条)。いずれも適切。

令和5年度 問8公式過去問 / 標準管理委託契約書

標準管理委託契約書に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。ア標準管理委託契約書は、典型的な住居専用の単棟型マンションに共通する管理事務に関する標準的な契約内容を定めたものであり、実際の契約書作成に当たっては、特別な事情がない限り本契約書を使用しなければならない。イ管理組合は、管理事務としてマンション管理業者に委託する事務(別表第1から別表第4までに定める事務)のため、マンション管理業者に委託業務費を支払うが、マンション管理業者が管理事務を実施するのに必要となる水道光熱費、通信費、消耗品費等の諸費用は、当該マンション管理業者が負担する。ウマンション管理業者は、台風の影響により、管理組合のために、緊急に行う必要がある業務で、管理組合の承認を受ける時間的な余裕がないものについて、管理組合の承認を受けないで実施した場合においては、速やかに、口頭でその業務の内容及びその実施に要した費用の額を管理組合に通知すれば足りる。エマンション管理業者は、管理組合がマンションの維持又は修繕(大規模修繕を除く修繕又は保守点検等。)を外注により当該マンション管理業者以外の業者に行わせる場合、見積書の受理を行うが、当該業務には、その見積書の内容に対する助言等は含まれない。

正解: 1. 一つ

標準管理委託契約書はひな形であり、使用が義務付けられているものではない(ア誤り)。緊急業務を承認なく実施した場合は口頭ではなく書面で速やかに通知する必要がある(ウ誤り)。見積書の受理には内容に対する検討・助言等も含まれるのが通常である(エ誤り)。管理事務実施に必要な水道光熱費等の諸経費は委託業務費に含まれ管理業者が負担する整理になっており、イのみ適切。

令和5年度 問48公式過去問 / マンション管理適正化法

マンション管理業者が行うマンション管理適正化法第72条の規定に基づく重要事項の説明等に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、適切なものはいくつあるか。アマンション管理業者は、管理受託契約を締結しようとするときは、その契約締結日の1週間前までに、説明会を開催し、管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等に対し、管理業務主任者をして、重要事項について説明をさせなければならない。イマンション管理業者は、従前の管理受託契約と同一の条件で管理組合との管理受託契約を更新しようとするときは、あらかじめ、当該管理組合を構成するマンションの区分所有者等全員に対し、重要事項を記載した書面を交付しなければならない。ウマンション管理業者が、重要事項を記載した書面の交付に代えて、当該書面に記載すべき事項を電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により提供する場合において、管理組合を構成するマンションの区分所有者等又は当該管理組合の管理者等の承諾を得る必要はない。エ管理業務主任者は、重要事項の説明をするときは、相手方からの請求の有無にかかわらず、管理業務主任者証を提示しなければならない。

正解: 2. 二つ

重要事項の説明にあたり、電磁的方法により重要事項を提供する場合には相手方の承諾を得る必要があり、「承諾を得る必要はない」とする記述(ウ)は誤り。管理業務主任者は重要事項の説明の際、相手方からの請求の有無にかかわらず主任者証を提示しなければならない(エ正しい)。従前と同一の条件で管理受託契約を更新する場合にも区分所有者等全員への重要事項を記載した書面の交付は必要とされる(イ正しい)。

補足: アの「説明会の開催時期」に関する要件の正確な文言(何を基準とした1週間前か)は一次資料で再確認できておらず、確信度は高くない。

令和5年度 問49公式過去問 / マンション管理適正化法

マンション管理業者Aが、管理組合Bから委託を受けて、Bの修繕積立金等金銭の管理を行う場合に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法に違反する記述のみを全て含むものは次の1〜4のうちどれか。アAは、マンション管理適正化法施行規則(以下、本問において「規則」という。)第87条第2項第1号イに定める方法によりBの修繕積立金等金銭の管理を行っており、Bの管理者等の承認を得て、Bを名義人とする収納口座に係る印鑑及びBを名義人とする保管口座に係る印鑑のいずれも管理している。イAは、規則第87条第2項第1号ロに定める方法によりBの修繕積立金等金銭の管理を行っており、Bを名義人とする収納口座に係る印鑑を管理しているが、Bの承認を得て、その月分として徴収されたものから当該月中の管理事務に要した費用を控除した残額を、引き続き当該収納口座において管理している。ウAは、規則第87条第2項第1号ハに定める方法によりBの修繕積立金等金銭の管理を行っているが、Bの区分所有者等から徴収される一月分の修繕積立金等金銭の合計額以上の額につき有効な保証契約を締結していない。

正解: 1. ア・イ

収納口座と保管口座を分ける方式(いわゆるイ方式)や収納・保管を同一口座で行う方式(ロ方式)では、マンション管理業者は保管口座に係る印鑑等を保管してはならないとされ、管理組合の承認を得ていても収納口座・保管口座双方の印鑑等を管理業者が保有することは施行規則87条違反となり得る(ア違反)。収納口座のみの方式(ハ方式)等における印鑑等の保管や保証契約の要否の当てはめ(イ・ウ)についても、規則87条2項各号の適用関係を厳密に確認できていない。

補足: 施行規則87条2項1号イ・ロ・ハの各方式ごとの印鑑等保管の可否・保証契約要否の対応関係は一次資料で再確認できておらず、確信度は高くない。元データの公式解答(ア・イ)をそのまま採用している。

令和6年度 問4公式過去問 / 標準管理委託契約書

次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、最も適切なものはどれか。

正解: 4. マンション管理業者は、あらかじめ、管理組合の承諾を得た場合は、管理事務の処理状況及び管理組合の会計の収支状況に係る管理組合に対する報告を、WEB会議システムにより行うことができる。

正解は4。標準管理委託契約書10条の趣旨により、管理組合の事前承諾があれば、管理事務の報告等をWEB会議システムにより行うことができる。選択肢1は再委託した管理事務についてもマンション管理業者は管理組合に対する責任を免れない点、選択肢2は管理事務室の使用は原則無償である点、選択肢3は管理事務の内容に警備業法上の「警備業務」は含まれない(該当しない態様で実施する)点で、それぞれ誤り。

令和6年度 問5公式過去問 / 標準管理委託契約書

管理組合Aとマンション管理業者Bが管理委託契約を締結した場合に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、最も不適切なものはどれか。

正解: 1. A及びBは、管理委託契約の成立の証として契約書1通を作成し、A及びBが記名押印した上、Aが当該契約書を保有した。

正解は1(最も不適切)。標準管理委託契約書では契約の成立の証として通常契約書を作成し甲乙双方が記名押印のうえ各自1通ずつ保有する扱いが想定されており、契約書をAのみが保有しBに交付しないのは不適切と考えられる。選択肢2(宅建業者への規約写しの提供と実費徴収)、3(緊急時の立入りと事後報告)、4(登録取消処分を受けた業者との無催告解除)はいずれも標準管理委託契約書の定めに沿う。

令和6年度 問6公式過去問 / 標準管理委託契約書

管理委託契約の解除、解約及び更新に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、不適切なものの組合せはどれか。ア管理組合又はマンション管理業者は、その相手方が、管理委託契約に定められた義務の履行を怠った場合は、催告なしに当該契約を解除することができる。イ管理組合又はマンション管理業者は、その相手方に対し、少なくとも3月前に書面で解約の申入れを行うことにより、管理委託契約を終了させることができる。ウ管理委託契約の更新について、管理組合及びマンション管理業者いずれからも申出がないときは、当該契約は従前の契約と同一の条件で、自動的に更新される。

正解: 2. ア・ウ

正解は2(ア・ウが不適切)。標準管理委託契約書上、相手方の義務違反による解除は原則として催告を要し(アは無催告解除ができるとする点で誤り)、更新についても双方から申出がない場合に自動的に同一条件で更新される旨の定めはない(ウは誤り)。イの「少なくとも3月前の書面による解約の申入れ」による契約終了は同契約書の定めに沿う。

令和6年度 問7公式過去問 / 標準管理委託契約書

次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、適切なものはいくつあるか。ア管理組合がマンション管理業者に対して管理事務に関する指示を行う場合には、法令の定めに基づく場合を除き、管理組合の管理者等又は管理組合の指定する当該管理組合の役員から、マンション管理業者の使用人等のうち当該マンション管理業者が指定した者に対して行う。イマンション管理業者は、マンション管理適正化法の規定に基づき処分を受けたときは、速やかに、書面又は口頭で、管理組合に通知しなければならない。ウマンション管理業者は、管理事務を行うため必要なときは、管理組合の組合員等に対し、管理組合に代わって、管理規約に違反する行為の中止を求めることができる。エマンション管理業者は、管理組合の管理規約の原本、総会議事録、総会議案書等を、当該マンション管理業者の事務所で保管する。

正解: 2. 二つ

正解は2(適切なものは二つ=ア・ウ)。アは管理組合の指定する者から管理業者の指定する者への指示という標準管理委託契約書の定めに沿う。ウは管理業者が組合員等に規約違反行為の中止を求めることができる旨の定めに沿う。イは処分を受けた場合の通知は書面によるべきとされ「口頭でも可」とする点が、エは規約原本・総会議事録等は管理組合(理事長)が保管するのが原則であり管理業者の事務所保管とする点が、それぞれ誤りと考えられる。

令和6年度 問8公式過去問 / 標準管理委託契約書

管理事務の内容及び実施方法に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、最も不適切なものはどれか。

正解: 4. 管理員業務における立会業務として、工事の完了確認を行う場合には、外注業者による工事が設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認する。

正解は4(最も不適切)。管理員業務における工事完了確認等の立会業務は、外形的な立会いにとどまり、設計図書のとおり施工されているかという専門的判断まで行うものではない。選択肢1(大規模修繕の実施設計・工事監理業務は独立性が高く別契約が望ましい)、2(各戸水道料の計算・収納の受託)、3(共用部分の損保契約や駐車場使用契約に関する事務の受託)はいずれも標準管理委託契約書の内容に沿う。

令和6年度 問49公式過去問 / マンション管理適正化法

マンション管理業者が、マンション管理適正化法施行規則第87条第2項第1号イに定める方法により、管理組合の修繕積立金等金銭を管理する場合において、次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、最も不適切なものはどれか。ただし、当該管理組合に管理者等は置かれているものとする。

正解: 2. 収納口座とは、マンションの区分所有者等から徴収された修繕積立金等金銭を預入し、一時的に預貯金として管理するための口座であって、管理組合を名義人とする必要がある。

正解は2(最も不適切)。マンション管理適正化法施行規則87条2項1号イの方式(収納口座・保管口座を設ける方法)において、収納口座の名義人はマンション管理業者とすることも認められており、必ず管理組合等を名義人としなければならないわけではない(組合等名義が必須とされるのは保管口座)。選択肢1(保管口座に係る印鑑等の管理禁止)、3(再委託先が徴収する場合の1か月分以上の保証契約)、4(毎月の収支状況書面の作成・翌月末日までの交付)は同法施行規則87条の内容に沿う。

補足: 収納口座の名義人要件の細部について、今回e-Govの条文原文を直接確認できておらず、既存知識に基づく判断である。

令和6年度 問50公式過去問 / マンション管理適正化法

マンション管理業者Aが、管理組合Bから委託を受けて管理事務を行う場合において、次の記述のうち、マンション管理適正化法(以下本問において「法」という。)に違反するものはどれか。

正解: 3. Aは、Bから委託を受けた管理事務について、法第75条に規定する帳簿を作成し事務所に備え置いていたが、Aの事業年度の末日をもって当該帳簿を閉鎖し、閉鎖後3年が経過した後、当該帳簿を処分した。

正解は3(法違反)。マンション管理適正化法施行規則86条3項により、法75条の帳簿は事業年度の末日をもって閉鎖し、閉鎖後5年間保存しなければならないとされており、3年経過後に処分したのは保存期間違反である。選択肢1は基幹事務のうち一部(調定業務のみ)の再委託は74条が禁止する「基幹事務の一括再委託」に当たらず適法である点、選択肢2は73条の契約成立時書面は管理業務主任者に記名させれば足り、交付行為自体は主任者以外の者が行っても差し支えない点、選択肢4は登録の効力を失った後も委託事務を結了する目的の範囲内で業務を行うことは認められている点で、いずれも法に違反しない。

令和7年度 問4公式過去問 / 標準管理委託契約書

次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、不適切なものはいくつあるか。ア管理組合がマンションの維持又は修繕(大規模修繕を除く修繕又は保守点検等)を外注によりマンション管理業者以外の業者に行わせる場合におけるマンション管理業者が行う「見積書の受理」の業務には、見積書の提出を依頼する業者への現場説明は含まれない。イマンション管理業者が管理事務室を使用する際に必要となる水道光熱費は、管理組合が負担しなければならない。ウマンション管理業者は、地震の影響により管理組合のために緊急に行う必要がある業務を、組合員の専有部分に立ち入って実施した場合には、管理組合及び当該専有部分の組合員に対し、事後速やかに、報告をしなければならない。エマンション管理業者が、マンション管理適正化法の規定に基づく業務停止命令の処分を受けたときは、管理組合は、何らの催告を要せずして、管理委託契約を解除することができる。

正解: 2. 二つ

標準管理委託契約書別表第1コメントにより、「見積書の受理」業務には見積り依頼業者への現場説明が含まれる(アは誤り)。契約の無催告解除事由(20条2項)はマンション管理業の登録取消し等に限られ、業務停止命令の処分は含まれず、通常の催告解除(20条1項)の対象にとどまる(エは誤り)。よって不適切なのはア・エの二つ。

令和7年度 問5公式過去問 / 標準管理委託契約書

1から4までのうち、標準管理委託契約書によれば、適切な記述のみを全て含むものはどれか。アマンション管理業者は、契約締結時に管理事務の再委託先の名称が明らかな場合又は契約締結後に明らかになったときには、管理組合に通知することが望ましい。イマンション管理業者は、管理事務の処理状況及び管理組合の会計の収支状況に係る管理組合に対する報告をWEB会議システムにより行うため、あらかじめ、管理組合の承諾を得る場合には、管理組合が、WEB会議システムによる報告を受けない旨を申し出て中止ができることを明らかにしておく必要がある。ウマンション管理業者の免責事項については、管理組合及びマンション管理業者の協議の上、例えば、排水設備の能力以上に機械式駐車場内に雨水流入があったときの車両に対する損害賠償等、必要に応じて具体的な内容を記載することも考えられる。

正解: 4. ア・イ・ウ

再委託先名称の通知(コメント)、WEB会議システムによる報告について管理組合が中止を申し出られる旨を明らかにしておくこと(10条コメント)、免責事項として機械式駐車場への雨水流入等を具体的に記載する例(19条コメント)は、いずれも標準管理委託契約書・同コメントの内容と整合する。

令和7年度 問6公式過去問 / 標準管理委託契約書

次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、最も適切なものはどれか。

正解: 4. マンション管理業者は、自己の責めによらない火災の発生により、管理組合又は管理組合の組合員等が損害を受けたときは、その損害を賠償する責任を負わない。

自己の責めによらない火災等(第9条第1項各号に掲げる事故等)による損害について、管理業者は賠償責任を負わない(19条)。秘密保持義務は契約終了後・従業者でなくなった後も継続し(17条コメント)、滅失き損等の通知義務は管理組合側にも課され(13条)、契約更新の申出は書面で行う必要がある(23条)ため、他の選択肢は誤り。

令和7年度 問7公式過去問 / 標準管理委託契約書

管理組合の組合員から当該組合員が所有する専有部分の売却等の依頼を受けた宅地建物取引業者が、その媒介の業務のために、理由を付した書面の提出により、管理規約等の提供及び管理委託契約書に定める宅地建物取引業者の求めに応じて開示する事項の開示を求めてきた場合に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、不適切なものはいくつあるか。アマンション管理業者は、当該組合員が管理費等を滞納しているときは、管理組合に代わって、当該宅地建物取引業者に対し、その清算に関する必要な措置を求めることができる。イマンション管理業者は、当該組合員が所有する専有部分の売却等について、当該組合員が自ら、管理規約等の提供を求めてきた場合には、管理組合に代わって、当該組合員に対し、管理規約等の写しを提供することはできない。ウマンション管理業者は、当該宅地建物取引業者が、管理委託契約書に定める範囲外の事項の開示を求めてきたときは、当該宅地建物取引業者に対し、当該組合員又は管理組合に確認するよう求めるべきである。エマンション管理業者は、当該宅地建物取引業者が、理由を付した書面の提出により、管理組合が保管する長期修繕計画書の提供を求めてきたときは、管理組合に代わって、当該宅地建物取引業者に対し、長期修繕計画書の写しを提供する。

正解: 1. 一つ

標準管理委託契約書15条により、組合員本人が自己の専有部分売却のために管理規約等の提供を求めてきた場合も、宅建業者からの請求と「同様」に管理組合に代わって写しを提供するものとされており、イの「提供することはできない」は誤り。ア(滞納の清算措置請求)・ウ(契約書所定の範囲外は組合員又は管理組合へ確認を求めるべき)・エ(長期修繕計画書は「管理規約等」に含まれ提供対象)はいずれも15条・同コメントの記載どおり適切。

令和7年度 問8公式過去問 / 標準管理委託契約書

次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、最も不適切なものはどれか。

正解: 3. マンション管理業者は、年に一度、管理組合の組合員の管理費等の滞納状況を、当該管理組合に報告する。

各種点検・検査等の結果報告及び改善の助言は書面で行う(別表第1コメント)等①②④は契約書の規定と整合する。滞納状況は督促を行った都度、その結果とあわせて書面で報告するものとされており(別表第1コメント)、一律に「年に一度」の報告で足りるとする③が最も実態と整合しない。